Q.小児に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか？
- 医薬品の使用上の注意等において小児とは、おおよその目安として１５歳未満である
- 小児は大人と比べて腸が短く、服用した医薬品の吸収率が低い
- 小児は循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすいため、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい
- １０歳未満の幼児に使用される医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている
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a |
b |
c |
d |
１ |
誤 |
誤 |
誤 |
正 |
２ |
誤 |
正 |
正 |
正 |
３ |
正 |
誤 |
正 |
誤 |
４ |
正 |
正 |
誤 |
誤 |
《解説》
小児は、生理機能が未発達であるため、医薬品を使用する上では注意が特に必要です。
小児における留意点は以下の通りです。
- 医薬品の使用上の注意等において、乳児、幼児、小児という場合には、おおよその目安として、次の年齢区分が用いられる。
乳児：１歳未満、幼児：７歳未満、小児：１５歳未満
- 小児は大人に比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が高い
- 小児は循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすいため、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい
- 小児は肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の代謝・排泄に時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある
- ５歳未満の幼児に使用される医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている
- 大人用の医薬品の量を減らして小児に与えるような安易な使用は避け、必ず年齢に応じた用法用量が定められているものを使用する（小児の用法がないものは使用しない）
- ○
- × 大人に比べて身体の大きさに対して腸が長く、医薬品の吸収率が高い
- ○
- × １０歳未満 → ５歳未満